ディスカッション
· 2021年2月22日

IRISで困ること(是非、ご教授下さい)

今思えば、製品名に「M」が付いている時代は説明が楽でした。私が記憶している製品は、DTM(Data Tree Mumps:MS-DOS上で巨大なシステムを構築できていましたね)、DSM(Dec Standard Mumps)、MSM(マイクロネティック Standard Mumps あってますか?)、ISM(Intersystems Standard Mumps)、U-MUMPS(?)その他もあったかも知れませんが、M(Mumps)の実装環境です、という説明で何とかなっていました。すると、「へぇ~、MUMPSってまだあったんだね」という答えを頂くこともありました。これらの製品が統合されて「OpenM」となりましたが、まだ「M」の文字が入っており、MUMPSもSQL対応できるようになりました、などと説明していました。

ところが、製品名がCacheになり、趣が大きく変わり、製品の説明が難しくなりました。「データベースです。」→「RDBなの?」→「RDBとしても動作しますがKey-Value的で多次元データ管理もできます」→「OLAP用なの?」→「OLAP処理もできますが、基本はトランザクション処理用です」→「で、結局、何なの」という禅問答のような状況にはまって行きました。

そして、IRISです。Cache+α+β+θ...で機能満載ですね。端的な表現で「IRISはこういうものです」というフレーズをお持ちでしたら是非ご教授頂けないでしょうか。今後、個人的に、色々なところでIRISについて説明する機会が増えると考えていますが、つかみの部分が難しいと感じていますので...なお、データプラット・フォームです、は除外して頂けると有り難いです。返って長い説明がはじまってしまいそうなので。

宜しくお願い致します。

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データプラットフォームと同じかもしれませんが、個人的には

データベースと言語が一体となったシステム

だと思います。(MUMPSやCachéも同じですが。。。)

データベースと言語が一体となっているので、言語からデータベースの内容を簡単かつ安全、高速に参照、更新できるところが利点だと思います。
また、以前はデータベース=RDBとなっていたので、拒絶反応を示されることが多かったのですが、最近ではドキュメントDBやグラフDBなどリレーショナルでないものもいろいろと出てきているので、少しご理解いただけるようになってきているのでは。と思います。

Minamoto様、コメント頂き有難う御座いました。

個人的には、「何とかツール」的なキラーフレーズがあると良いなぁ、と思っています。多少、厳密性を欠くことがあっても、一言でイメージが伝わるようなキャッチコピーがあると、今よりももっと受け入れられるような気がします。

例えば、無線LAN通信を「wi-fi」と言ってのけるように。ちなみに、wi-fi って、昔のステレオのHi-Fiをまねして、wi-fi になったそうですね。Bluetoothも、かつてのヨーロッパの王様の愛称だったとか...

上記のようなネーミングやキャッチコピーは貴社のポリシーには合致しないかも知れませんが、マーケティング的なキャッチコピーがあると良いなぁ、と思っています。

Hiroseさん
先週のバーチャルサミット聴講していただいたと思いますが、ウルシステムズの漆原社長の講演は聞かれましたか?
そこでエッジの効いたデータベースと紹介いただいています。
見てない場合は是非ご覧になってください。

Sato様。

ウルシステムズの漆原様の講演は拝聴いたしました。

Satoさんのコメントにありますが「エッジの効いたデータベース」のイメージが掴みづらいと個人的に感じています。また、漆原様の講演の中で、「通常の処理であればRDBMSで十分だと思われる」といった旨のお話もあったように記憶しています。(間違っていたらご指摘ください。)

個人的には、IRISで所謂RDBMS的な処理は十分にこなせるのではないかと感じています。漆原様のお話にありましたが、RDBMSよりもIRISの方がデータ更新系の処理が数倍高速である、というのは私も実感しています。(最近、MariaDB(MySQL)でInsertテストを実施して実感しました。)

「エッジの効いたデータベース」が、RDBMSでは構築できない仕組みを構築できるデータベース、だとすると、IRISはRDBMSを補完するデータベースとして認識されてしまう可能性も有るように感じました。

何かもっとしっくり来る表現の仕方があるように思われるのですが、残念ながら、私の頭では思い付かない状況です。

hiroseさん

その通りです。
大は小を兼ねますからね

IRISなら軽いものから重たいものまで何でもこなせます。
用途に合わせてデータベースを分けないとなると、同じデータを物理的に別々に管理しなければならなくなりますよね。
ITの課題の1つがデータのサイロ化です。

データがいろいろなところに散在していると、それを取りまとめるための手間が増えてしまいます。
1つのデータベースが色々な用途に対応できるとその手間が少なくできるのではないかと思います。

そんな方向性をIRISは目指しています。
キーワードとしてはマルチモデルとマルチワークロードです。

Sato様。

すでに2016年当時に上記のお考えをお持ちだったのですね。下記の記事を拝読致しました。

https://blogs.itmedia.co.jp/satohiroshi/2016/09/post_3859.html

色々なご意見を伺う中で、私のIRISに対するイメージは下記のようなものになってきました。

Multi Purpose Utility System (or, Environment )→上手く日本語になれば良いのですが。

このようなイメージはある程度当たっているでしょうか?

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

Hiroseさん
返答遅れて申し訳ないです。

Multi Purpose Utility System  
これは何だかMUMPSを思い出させるネーミングなので、申し訳ないですが却下させてください。
でもイメージは間違っていないと思います。
キャッチーなネーミングは、コンシューマを意識する場合は不可欠なのですが、IRISはどこまでいっても消費財ではなく生産財なので、すべての人に理解してもらうのはやはり難しいところです